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サンマルコで“甘さが立つ”冬の一杯|エスプレッソ成功術10選

サンマルコ エスプレッソマシンでエスプレッソの甘さを引き出す。
冬メニュー向けに比率・温度・グラインド・ミルク合わせまで、即実践できる10のコツを凝縮。

 

サンマルコ エスプレッソマシンの“甘さ”設計図

甘さを引き立てるキモは、豆・水・圧・熱・時間の整合性。
サンマルコは熱安定と抽出再現性に強みがあるから、まずは“基準の一杯”を作ってから微調整だ。
基本的には豆の焙煎度に関係なく豆量は固定だ。
焙煎技術が決まっているロースターの豆ならばどのポイントの煎り具合でも安心して抽出できるはず。
ダブルスパウトでダブルバスケット使用なら粉16g抽出量25ml×2を起点に。
味を見て酸味が強いようなら抽出時間を+1秒ずつ調整。
渋みえぐみを感じる場合は挽き目を一目盛りずつ+方向だ。
水は浄水した軟水で十分。
「最初の一口で、カカオやナッツもしくはフローラルやフルーティのフレーバー、余韻で甘さ」を狙う構図でまとめよう。

冬メニューのレシピ:甘さが立つ黄金バランス

冬は体感的に甘さが欲しくなる季節。

比率は1:2を軸に、シロップやスパイスを使うなら10~25mlを基準に味を見ながらバランスの良いポイントを探してみて。
砂糖やフレーバーシロップに頼る前に、「抽出そのものの甘み」を最大化しておくと、飲み疲れしない上品な甘さに落ち着く。

【基本抽出レシピ】

・16g in → 25ml×2 out

浅煎りは透明感を意識して果実系のフレーバーと甘みを出してみて。
中~深煎りならコクとカカオやチョコレート、ナッツフレーバーから甘い余韻が欲しい。

グラインドと抽出時間:25秒・25ccの攻め方

グラインドは甘さの分岐点。
細かすぎれば渋み、粗すぎればスカスカ。
サンマルコの安定した流速を活かして、まずは“ファーストドロップが3~5秒、トータル28~30秒”のフレームに収めよう。
チャンネリングが疑われるときは、タンピング水平をチェック。
それでも改善されなければ粉量を1g単位で増やしてみて。
狙いは“前半に酸味、中~後半でコクと濃度バランスの調整”だ。
時間が合わなければ、まずグラインドの1クリック調整から入るのがセオリーだよ。

 

抽出ログの付け方

ショットごとに「粉量・アウト量・秒数・感想」を1行で記録。
決めたレシピ調整をメモ。豆が変わらなければ大きく再調整することはあまりないはずだ。
極端な気温差、豆の酸化、使用する豆の変化があるときはその都度微調整だよ。

抽出温度とプレインフュージョン:角を取って甘さを引き出す

温度は甘さの輪郭を決める。
浅煎りで味が立たないときは+1℃、渋みが強ければ−1℃。
サンマルコの温度調製は素直に反映されるから、1℃刻みで触れば十分。
プレインフュージョン(予浸)は粉層の蒸らしを十分に行って成分を溶け出しやすくする便利機能。
短め(2~4秒)でさっぱり軽めの傾向、長め(5~10秒)でしっかりコクを感じる傾向だ。
使う豆の特性やお客さんの好みで微調整してみて。

【症状別ミニ調整】

  • 酸が尖る → 予浸+1秒ずつ調整
  • 渋みが出る → グラインド+1クリック粗く
  • 甘さが弱い → グラインド+1ずつ、抽出時間-1秒ずつ

温度は1℃単位で輪郭を、予浸調整は簡単に全体の印象を変えてくれる。
症状別に小さく動かすことで、過抽出・過収率を避けつつ、舌に残る甘い余韻を狙える。
大きく触るより“小さく触る”のが再現性の秘訣だ。

ミルクペアリング:甘みを増幅する質感づくり

甘さを押し上げるならミルクの“温度×泡質×混ざり方”が命。
スチームは55~60℃仕上げを基準に、舌に“とろみ”が残るマイクロフォームを狙う。
泡が荒いと口当たりが重くなる。
温度が高すぎるとミルクの風味が飛ぶ。
ピッチャースワールで気泡を均し、注ぎは中心から低い位置で。
ミルクで甘さを補うんじゃなく、エスプレッソの甘さ+ミルクの甘さでお互いの甘さを最大限に引き立てるんだ。

【ミルク選びの目安】

  • たんぱく質高め:泡が安定、甘みはクリア
  • 乳脂肪高め:口当たりが濃厚、コクが増す

【要点まとめ】

ミルクは“温度を上げすぎない”“泡を細かく均す”“注ぎで溶け合わせる”の3点で甘さの質が決まる。
豆キャラに合わせてミルク特性を選ぶと、砂糖いらずの自然な甘さに着地できる。

冬のシグネチャー5選:現場で回るレシピ集

  • ビチェリン/エスプレッソ25ml+チョコラータ100ml+生クリーム30ml
  • カプチーノ・コン・アマレット/カプチーノ+アマレット10~20ml
  • カプチーノ・コン・マンドルラ/カプチーノ+アーモンドシロップ10~20ml
  • アイリッシュコーヒー/ザラメ2tsp+アイリッシュウイスキー30ml+アメリカーノ125ml+生クリーム30ml
  • カフェ・アランチャロッサ・カルド/ブラッドオレンジジュース150ml+シロップ20ml+エスプレッソ25ml

アルコール入りで体の芯から温まるカクテルから、濃厚チョコレートでほっと温まるのもよし。
爽やかに温まりたいときは カフェ・アランチャロッサがおすすめだよ。

よくある失敗と復旧プロトコル

甘さが出ない典型は、細挽き過多による渋み、タンピングの偏り、抽出温度の上げすぎ。
まずは“現状の一杯”をテイスティングして、症状名を分析。
渋みならグラインドを1クリック粗く、酸の尖りは温度+1℃、スカスカはグラインド-1クリックずつ調整。
営業中の復旧は“1手ずつ、味を確認してから次”が鉄則。
サンマルコは反応が素直だから、丁寧に1手戻せば、だいたい元の甘さに帰ってくる。

ワンポイント

“直せる項目を一覧化”して、誰でも同じ順序で触れる体制にしよう。
再現率が段違いだよ。

運用の型:開店前30分の“甘さ再現”ルーチン

毎朝のルーチンで甘さは作れる。

グラインダー清掃→ショットの基準合わせ→ミルク温度の確認→エスプレッソの味チェック→レシピ表の当日微修正、の順で30分。

ショットは3杯取り、最良を基準に採用。開店後のバタつきは“基準”があるかどうかで決まる。
スタッフ全員が同じ言葉で味を語れるよう、感想は「香り・コク・酸味・甘み・渋み・余韻」で固定
スタッフ全員でレシピ意見を共有できればどんな時も応用が利くようになるね。

【チェックリスト簡易版】

  • 粉量と抽出量の再測定
  • 温度・予浸の基準メモ
  • ミルク温度帯の再確認

朝の30分で“基準の一杯”を固め、言語と数値で共有する。
開店後は基準からのズレを見るだけ。
サンマルコの強み=再現性をあらかじめ数値化しておけば直ぐに対処可能ってこと。

よくある質問

Q1. サンマルコ エスプレッソマシンで一番手っ取り早く甘さを上げるなら?
A. 温度−1℃か予浸+1秒の小調整から。過度に比率を動かすより副作用が少ない。
Q2. 浅煎りでも甘くできる?
A. できる。先ずは基本抽出で味を見て。温度を-1℃からテスト。酸の突起だけ丸めれば甘さが見える。
Q3. ミルクの甘さが弱い時の対処は?
A. 仕上げ温度を55〜60℃の確認、泡を細かく。甘さは温度管理と泡質で決まる。
Q4. 砂糖はどのタイミングで入れる?
A. 最後の微調整。抽出で甘さを作ってから少量で整えると、飲み疲れしない甘さになる。
Q5. 水質ってどれくらい影響する?
A. 軟水∼硬水ミネラルバランスなどの違いで別物になる。よっぽどのことがない限りは日本では浄水軟水で十分だ。

まとめ

  • 甘さは“比率×温度×予浸×流速”の整合で決まる
  • シロップ前提でも、抽出そのものの甘さを先に作る
  • 朝の30分ルーチンが再現性と売上を支える
  • サンマルコの安定性は現場の味を“装置化”できる武器

店の条件で最適設定を一緒に組むよ。
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