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スタバ派?イタリア派?シアトル系とイタリア系の“本当の違い”

シアトル系とイタリア系の違いを味・メニュー・価格・文化で比べてみる。
頼むべき一杯と自分好みの店選びのコツを、バリスタ目線でズバッと整理。

シアトル系とイタリア系の違いをざっくり整理

シアトル系は「居心地のいい長居型」と「ミルクとシロップで構成する多彩なメニュー」が軸。
カフェラテやフラペチーノ系で親しみやすさを重視、サイズ展開やカスタムが前提。
対してイタリア系は「立ち飲み短時間」と「エスプレッソ中心の直球勝負」
砂糖は足すけど、ミルクは必要最小限。結果、前者は“滞在価値”、後者は“キマったうまさ”で勝負。
どっちが正解とかじゃなく、シーンで使い分ける選択肢。

使い分けの基本

急ぎならイタリア系、作業やおしゃべりならシアトル系。
朝のスイッチはカフェリストレット、午後はカフェラテでゆったり、みたいな感覚で選べば〇。

味と焙煎度の違い|シアトル系 vs イタリア系

カスタムのバリエーションが豊富なシアトル系はミルクやフレーバーシロップと相性を取るため、ボディを太らせた中深煎り~深煎りが主役。
シロップや氷と混ざっても味が負けにくい。
酸味は穏やかで、しっかりとした苦みが主体。
イタリア系も中深煎り~深煎りだが必ず豆の種類を5種類以上ブレンド。
使う豆の量、抽出時間、抽出量、温度が厳しく決められていてどこで飲んでも一定のクオリティで楽しめる。
味わいは香り、コク、酸味のバランスがブレンドごとに絶妙な加減で表現される。

風味の指標をどう読む?

「クレマ」「アロマ」「余韻」をエスプレッソは重視。
自分好みのカフェラテ前提なら「ミルクとの相性」をチェック。
迷ったらまずエスプレッソを一口、しっかりと好みの味のバランスを確かめよう。

メニュー構成とミルク比率の違い

シアトル系はトール〜ベンティのサイズ軸に、カフェラテ、カフェモカ、フラペチーノ、季節限定の甘味系がずらり。
基本はミルク多めで、カフェラテが主流。
イタリア系はカッフェ、カッフェマキアート、カプチーノ、と絞り込む。
カプチーノはエスプレッソ:ミルク:フォームの黄金比を崩さず、午前に楽しむ文化が根強い。
結果、同じミルクドリンクでもミルク感強めの”シアトル系と“コーヒー感強めの”イタリア系で思想が変わる。

カフェラテとカプチーノ、どっち向き?

まろやか重視で量を飲むならカフェラテ、午前中ブリオッシュと一緒に楽しむならカプチーノがコーヒー感が感じられ相性抜群。

価格・客単価と提供スピードの違い

シアトル系は客単価を上げるために、サイズアップ、カスタム、スイーツ併売で勝負。親しみやすい空間での“滞在価値”を売る。
イタリア系は一杯の単価が抑えめでも回転で稼ぐ。
オーダー→提供→カップまでが数十秒スケールで完了、立ち飲みなら2分以ほどで店外へ、なんてことも珍しくない。

混雑時の選び方

「短時間で気持ちを切り替える」ならイタリア系一択。
休日の時間をゆっくり楽しんだりPC作業ならシアトル系。
その時の自分の気持ちで自由に決めたい。

体験と文化|サードプレイス vs バール

シアトル系は“第三の場所”として、音楽、Wi-Fi、長居を受け入れる椅子と照明で組み立てられる。
紙のカップはテイクアウェイも視野に入れて。好みのサイズが選べるのが嬉しい。
イタリア系は“ミオバール”
自分のお気に入りのバールで出勤前、昼食後、帰り際や友人と会ったらとにかくカッフェ。
自分の生活環境や気分でうまく使いこなしたい。

イタリア観光での使い分け

旅先で街の温度を感じたいならバール巡り。
作業時間を確保したい時はシアトル系で腰を落ち着ける、と決めておくと動きやすい。

マシンと抽出の違い|シアトル系とイタリア系

イタリア系はレバー抽出や大型シングルボイラーで1日に何百杯もの抽出にも耐えられるマシン設計。
抽出もオーダーから1分以内が基本。のスチーム安定性、ショットの再現性を重視。
クレマを厚く保つためのグラインド管理や温度制御が命。
シアトル系は抽出しながらのスチーミングを連続で耐えうるようにダブルボイラーが主役。
綺麗なラテアートも楽しみたい。

家で再現するコツ

豆は中深~深煎り、挽きは細挽き寄りで調整。
ミルクは毎回同じ量を軽量して温度は一定に。
まず“同じ味を毎回出す”練習。

FAQ

Q1. シアトル系とイタリア系、初心者に飲みやすいのは?
A. とっつきやすさはシアトル系のカフェラテ。
ミルク比率が高く、苦みが丸くなる。
イタリア系はカッフェに砂糖をしっかり入れてよく混ぜて。
きっと新しい扉が開くはず。
Q2. カプチーノとカフェラテの違いは何?
A. フォーム量と口当たり。
カプチーノはフォーム厚めで液体ミルクおさえめ、カフェラテは液体ミルク多めでまろやか。
Q3. 価格はどっちが安い?
A. カッフェベースならイタリア系が抑えめ。
サイズアップやトッピングが乗るシアトル系は客単価を上げやすい。
Q4. 作業に向くのは?
A. シアトル系。座席、電源、Wi-Fi、BGMの設計が“滞在”基準。
イタリア系は短時間で気分転換に最適。
Q5. 家でイタリア系の味に近づけるには?
A. 深めのイタリアブレンド焙煎豆、細挽き、14g~16gの粉、抽出20~30秒を目安に。
再現性が上がるとクレマと味わいが安定する。

まとめ

  • シアトル系=ゆったりとした滞在価値と多彩カスタム、イタリア系=ミオバールと短時間の濃密体験
  • 同じ“深い味”でも目的が違う。カスタム前提か、ショット勝負か
  • 価格はイタリア系が有利、のんびり過ごすにはシアトル系が強い
  • 観光はバールで街の空気感、長居はシアトル系で自分の時間
  • 家で再現するなら“毎回同じ条件”がポイント

 

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