エスプレッソマシンで広がる! カフェメニュー開発の幅

こんにちは!サンマルコの毛利です。
今回はエスプレッソマシンのメリットを「メニュー開発」の観点からお届けします。
日本ではラテやカプチーノなどが非常に人気ですよね。あと、ラテアート。私もその美しさに惹かれて、つい写真に収めたくなることがあります。カフェでもいろんなメニューを考えることでしょう。
そこで役立つのが、本格的なエスプレッソマシン。実は、エスプレッソマシンを使うことでメニューの幅も広がるのです。
Contents
カフェでメニューの幅を広げるコツ
「うちのお店はラテが売りなんです」
「カプチーノをメインに出したいんです」
そんな声をよく耳にします。
お店の売りがあることは素晴らしいことですし、そういった狙いをもって開業することはとても重要です。
しかし忘れないでほしい。
ベースになるエスプレッソのクオリティが高いほど、これらのメニューは格段に美味しくなるということを。
「メニュー開発のコツは、美味しいエスプレッソにある」といっても過言ではありません。
さらに、エスプレッソがあれば次のようなアレンジにも応用できるのです。
美味しいエスプレッソから作れるメニュー
1. ミルク系ドリンクの多彩なアレンジ
・カフェラテやカプチーノ
すでに日本では定番になったミルク系ドリンク。本来のエスプレッソが良質だと、ラテやカプチーノ自体の味わいに大きな差が生まれます。牛乳で割っても香りやコクがしっかり残るので、「すごく濃厚」「深みがある味」という印象を与えやすいです。
・フレーバーラテ・季節限定ドリンク
キャラメルやチョコレートシロップなどをプラスしたアレンジレシピはもちろん、季節のフルーツシロップを組み合わせてメニュー展開することもできます。たとえば、春先なら苺のシロップを使って「ストロベリーラテ」、秋にはかぼちゃや焼き芋シロップで「季節限定ラテ」を出すなどしてみると、お客様の目を引きやすくなります。
2. スイーツやデザートへの応用
・アフォガート
バニラアイスやジェラートに熱々のエスプレッソをかけるアフォガート。エスプレッソを使った代表的なデザートメニューです。温かさと冷たさ、ほろ苦さと甘さが混ざり合う魅力的な味わいはクセになるお客様も続出。
・ティラミスの仕上げ
ティラミスといえばイタリアを代表するスイーツですが、ティラミスに使うコーヒー液は本来エスプレッソがベストマッチ。市販のドリップコーヒーを使うと水分が多いんですよね。そのためビスケットがふやけすぎてしまうことがあるのですが、エスプレッソなら必要最低限の量でしっかり風味を染み込ませられるのです。
3. バータイムや大人向けのドリンク
・エスプレッソマティーニ
コーヒーリキュールやウォッカなどと組み合わせた、カクテルの提供も可能になります。夜の営業も考えているカフェや、ランチ〜バータイムまで通し営業するお店にとって、エスプレッソマシンは「昼夜を問わない強い味方」になります。
・食後酒の一杯
ご存じでしたか?ディナー後の“締めのエスプレッソ”はイタリアでは当たり前。たとえばイタリアンレストランやホテルでも「食後はエスプレッソをどうぞ」と出せるだけで、ちょっとした本場感が演出できるのです。
美味しいエスプレッソが「店の顔」になる
私がイタリアで見聞きしてきたことの中で強く感じるのは、「エスプレッソはコーヒーの基準そのもの」という意識です。
イタリア人は、ほかのアレンジコーヒーやカフェラテも大好きですが、根底にあるのは「まずエスプレッソがちゃんと美味しいこと」。もしあなたがカフェ開業を考えているなら、まず「ベースとなる一杯」を妥協しないことをおすすめします。
それがエスプレッソであれば、そこから派生する数多くのメニューが作りやすい上に、コーヒー好きのお客様に「ここは一味違うな」と思ってもらいやすいからです。
エスプレッソは店舗売上の「4割」に影響
ちなみにエスプレッソはメニュー開発のみならず、お店の売上にも好影響をもたらします。
カフェの市場調査をしてみると「1年間で4093杯飲み物が売れたうち、エスプレッソは37杯のみ」というデータがあるのはご存じでしょうか。
割合にすると0.9%。大変少ないですね。
これは「週に1杯のエスプレッソが出るかどうか」程度の販売ペースになります。実店舗で単品のエスプレッソの需要がほとんどないと言えます。
一方で、「エスプレッソ系メニュー」を合算するとどうでしょう。
カフェラテをはじめとする、エスプレッソ系メニューの構成比率はなんと「店舗売上の35%」にまで上がるのです。
つまりエスプレッソマシン導入により、売り上げの4割近くを担うことができるんですね。
本格的なエスプレッソを提供するお店が、しっかりと経営を軌道に乗せられているのも納得なのです。
サンマルコはあなたのワクワクを支えます
エスプレッソマシンを導入する大きなメリットの1つ「メニュー開発の幅が広がる」という点についてお伝えしました。
美味しいエスプレッソがベースにあれば、ラテやデザート、コーヒーカクテルなど、アイデア次第でさまざまなアレンジを楽しめます。
このアイデアを膨らませる時間が大好き!という方も多いのではないでしょうか?
あなた自身の楽しさだけでなく、お客様にとっても「ここでしか味わえない一杯」に出会えるワクワク感が増すはずです。
私自身、イタリアで初めて味わったエスプレッソの衝撃が忘れられません。
「日本でも、こんなに美味しいエスプレッソを気軽に飲めるお店がもっと増えてほしい」と願って、サンマルコでは日々お手伝いをしています。
もし「エスプレッソマシンを導入してみたい」「メニューの幅を広げて多くの人に楽しんでもらいたい」とお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
本場イタリアの文化や抽出のコツを取り入れながら、あなたのお店の魅力をさらに引き出すお手伝いができると思います。