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エスプレッソマシンと言えばコレ!レバーマシンが“憧れの存在”である理由

こんにちは!サンマルコの毛利です。

本場イタリア製エスプレッソマシンの販売・サポートを行っている中で、根強い人気を誇るのが「レバーマシン」です。
強い憧れを抱く方と多く出会ってきました。

今回は、そのレバーマシンがなぜ根強い人気を持っているのか?
カフェ開業やコーヒー好きの方から憧れの目で見られているのか、その理由についてお伝えしたいと思います。

レバーマシンには「特別感」がある

レバーマシン最大の特徴は、抽出に必要な圧力を自分自身の手でかけるという点です。
ボタン操作で自動抽出するタイプのマシンも手軽さがあって便利ですが、レバーを引き下げてお湯を豆に通していく工程には独特の快感があります。

エスプレッソの味わいとお店の空気

たとえば、レバーを押す速度やタイミングによって、エスプレッソの味わいが繊細に変化します。

豆の種類や焙煎度合いに合わせてコントロールできるので、「自分の腕で最高の一杯を作る」満足感を得やすいんですね。

加えて、抽出中の香りや、レバーを戻す瞬間に広がる手触りがダイレクトに感じられます。

バリスタ自身の満足感はもちろんのこと、お客様が来店された際に必ず目にする本格的なエスプレッソマシンは、店内の空気まで「特別なもの」に変えてくれます。

イタリアを感じさせる本物感

私自身も訪れたときに体験しているのですが、イタリアを旅すると、多くのカフェでレバーマシンを見かけます。古いお店でも「ずっとこれを使っているんだ」と誇りを持って語るオーナーさんは少なくありません。

イタリア人はエスプレッソを単なる飲み物というより、生活の一部、誇りとして愛しています。
その誇りを象徴するマシンがレバー式だと考える方も多くいます。

レバーマシンのレトロかつ重厚感あるデザインは、置いてあるだけで伝えてくれるのです。

「ここのお店は本物志向なんだな」と。
コーヒーへのこだわりを視覚的に表現できるのは大きな魅力と言えるでしょう。

コーヒー好きの常連さんも興味津々

私のブログを読んでくださる方は「とにかくコーヒーが好き!」という方も多いはず。
レバーマシンに憧れを持つ方は特にです。

レバーマシンを導入すると、それだけで「このお店はコーヒーを本気で扱っている」という印象を与えます。
もちろん、セミオートやフルオートにも良さはたくさんありますが、レバーマシンが放つ「こだわり感」は別格です。

それこそ、大手チェーンでは通常ボタン式マシンを使います。
そのため、あなたのカフェに入店した瞬間に見えるレバー式が珍しく映りますよね!

お客様に興味を持ってもらえるきっかけになりますし、エスプレッソを好む常連さんとの会話が盛り上がることにも。
常連さんとのコミュニケーションは、カフェを開業するにあたってケアしたいポイントの1つですから、マシンはお店の文化をもつくってくれることになります。

レバーマシンの「長く愛せる」というメリット

レバーマシンはモーターや複雑な電子制御をあまり使わず、シンプルな構造をもっていることもお伝えさせてください。

サンマルコでも販売をしておりますが、だからこそパーツが少なく、結果的に故障リスクが抑えられるというメリットがあります。

メンテナンスのしやすさ

レバー部分やボイラーなど消耗部品はあるものの、構造が分かりやすいぶん交換やメンテナンスもしやすいです。

サンマルコでは「メンテナンスは極力お店でできた方が良い」と考えてサポートをさせていただいておりますが、業者に頼らずとも手入れができるのは、実はオーナー様に喜んでいただけるポイントになっています。

一生ものになりやすい

イタリアの老舗カフェでは、何十年も同じレバーマシンを使い続け、代々受け継いでいるという話もあります。

使い込むほど味や風合いが深まる道具は、愛着が湧くものです。

あなたのカフェの歴史を、サンマルコのレバーマシンと共に刻んでみませんか?

スキルが問われるからこそ高まる“憧れ”

「時短」「タイパ」などの言葉がよく使われている昨今、簡単に何かを手にしたいという流れは確かにあるかもしれません。

しかし、コーヒー好きな方々と話をさせてもらって私は思うのです。

「スキルが必要なことこそ、憧れが高まる」のだと。

手動でエスプレッソを抽出するとなると、どうしても最初のうちは慣れが必要です。

たとえば、一般的にイタリア式エスプレッソは14〜15gの豆を使うとされます。
しかし、それを知らずに22gなど多めに入れるとフィルター内がいっぱいになり、圧力が安定しないことも。

あるいは、味の違いもダイレクトに出ます。
少し抽出時間が長すぎるだけで苦みが強まったり、逆に短すぎると薄く感じられたり、レバーマシンはとにかく誤魔化しが効きません。

ここに「職人技への憧れ」が宿るのです。

上手くいかないときもありますが、試行錯誤の末に狙い通りの一杯を抽出できた瞬間、それまでの努力が一気に報われます。

そうした経験がバリスタとしてのモチベーションにもなり、お客様にもエスプレッソを通じた感動を届けられるのではないでしょうか。

レバーマシンへの憧れを、サンマルコで。

レバーマシンが憧れられる理由について書いてきましたが、カフェ開業を目指す方にとっては、レバーマシンが「ブランド力を高めるアイテム」になり得ます。

エスプレッソ専門店としての信頼を得られることもあれば、お客様がレバー式マシンに興奮してSNSで発信してくれるかもしれません。

サンマルコのレバーマシンは宣伝効果抜群!などと謳うのは野暮ですが…

あなたのコーヒーへのこだわりや情熱が、お客様を通じて広がっていくのであれば幸せなことではないかと思います。

レバーマシンは、確かにまだ日本で導入されている事例は多くありません。

しかし、「だからこそ自分のカフェには導入したい」という声がたくさんあるのも事実です。

最初は「難しそう」と感じることもあるでしょうが、基礎を押さえて練習を重ねれば、必ず上達します。
その過程で身につく知識や技術は何にも代えがたい財産であり、私たちサンマルコでも全力でサポートさせていただいております。

もし「レバーマシンを導入してみたい」「もっと具体的な話を聞きたい」という方は、ぜひ気軽にご相談ください。
イタリアで培ったノウハウや、これまで多くの方をサポートしてきた経験をもとに、マシン選びからレシピのアドバイス、開業支援まで一貫してお手伝いします。

レバーマシンがもたらす特別な体験を、ぜひ一緒に作り上げてみませんか。
あなたのこだわりと情熱が、一杯のエスプレッソに宿る瞬間を楽しみにしています。

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